Column
Vol5: 新公認球を使ってみる。
来年度より使用される予定の新公認球を購入しました。
今回購入したのは「TOP BALL」です。
どこのボールだかわかった方、あなたはボールマニアか、野球通ですか?
私が最初に見たときには少し迷いましたよ。
確証はありませんが、私の記憶が確かなら、「国際ボール」はトップインターナショナルというところが販売していたはずです。
調べていませんが、きっと「国際ボール」が「TOP BALL」になったのだろうと思って購入してきました。
↓の左が新公認球で右が旧公認旧です。

新公認球に関するデータはJ.S.B.BのHPに記載されているのですが、
新公認球のスペックは従来球と同じで、特徴は従来球と比べて下記の通りだとされています。
1.バウンド比較
 “2バウンド目”がやや抑えられる傾向にある。
2.飛距離比較
 “空気抵抗”がやや抑えられ約10%の飛距離アップ。
3.
打球道比較
 素直になりより伸びてまっすぐ飛ぶ傾向にある。
4.投球比較
 “縫い目”がより指にかかりやすい。
 効果的にボールに“力(回転)”を、伝えられる傾向にある。

さて、実際に触ってみてどうでしょう?
というところがみなさんの聞きたいところだと思いますが、

まず最初に思ったのが、で、でかい。おかしい?
HPではスペックは従来と同様に、
「重量:136±1.8g 直径:72±0.5mm 静的反発:95±10cm

とされていたはず!?
なのに...実際に大きさを計ってみた。
マークの所から、縫い目の無い方へ長さを測ってみたところ、
なんと、旧公認旧が22.8cmに対して、
新公認旧が23.2cmもあるではないか!?
計測誤差か?いや直感も計測も正しいはず!

そこで私が推測する、
上記直径は縫い目の一番高い部分までの直径であって、縫い目の山が低くなった分だけ縫い目のない部分の直径が長くなり、面として全体的には大きくなったのだと思います。
手の小さな私にはちょっとでもつらいっ(T_T)

でもね、悪いことばかりではありません。
次に思ったのが、感触がとってもいい!
持った時のフィット感がすごくいい!!
理由はよく分かりませんが、材質は同じということなので、やはりデザイン的な効果なんでしょうか?
凸凹がない分、接触面積が増えて摩擦が増えるからなんでしょうかね?
自動車レースの溝なしスリックタイヤと溝ありカットタイヤとの違いといったところかな?

最後に上記4つの特徴についてですが、

1.バウンドについて
180cmくらいのところから、コンクリートの地面に一緒に落とすと、「ポーン、ポーン」とほぼ同じリズムで落ちます。
”やや”とか”傾向にある”なんていう微妙な2バウンド目の変化はこんな適当なやり方の調査ではわかりませんので効果は不明です。
ただ、我がチームにそんなデリケートで緻密な守備をする人はいないと思っていますので、こんな変化よりもグランド状況の方が影響は大きいと思います。

2.飛距離について
特に調査はしていません。(主観調査しかやりようがないし。)
ただ、手にした感じから空気抵抗は減りそうです。
私の予想もHPと同じで多少の飛距離アップは望めそうな気がします。

3.打球道について
上記と同じです。
HPと同じく私の予想も、(空気抵抗が減るので、)真っ直ぐ飛ぶような気がします。
ただHPの投球比較にあるように回転が加えられやすいならば、当たり方によっては、以前より曲がるのではないかと思うのですが...どうなんでしょう?

4.投球について
最初の感想に書いたとおり、持った感触が良く、回転を加えやすい気がします。ただ、HPにある打球道は真っ直ぐ飛ぶのに、なぜに投球は曲がるのか?不思議です。
空気抵抗が減るならば、変化が小さくなると思うのですが、それ以上に回転をかけろとおっしゃるのかっ!?
ボールが少しでも大きくなるのにそんな殺生な...。

とまぁ、以上が私の感想です。
(正しいかどうかは保証の限りではありませんけどね。)
みなさんはどうですか?何かあったらご連絡くださいな。
2005.08.28